
看護師 根本陽子(よこちゃん)
看護師のよこちゃんです! これまで急性期の現場で、命と向き合う患者さんのケアに携わってきました。その中で強く感じたのは、「病気になる前の段階でのサポートがどれほど大切か」ということです。 「健康づくり」と言っても、何を信じればよいのか迷ってしまう方も多いと思います。はる薬局オンラインストアでは、信頼できる情報と安心できる商品をお届けし、皆さんの不安や疑問を解消するお手伝いを致します。人生100年時代を元気に過ごす毎日をご一緒につくっていきましょう!

その指の痛み、更年期と関係ある? ~エクオールと腸内細菌のお話~
こんにちは!看護師よこちゃんです♪
昭和50年代生まれの私も、気づけば更年期が気になるお年頃になりました。
若い頃はあまり意識していなかったのですが、最近は健康に関する話題にも自然と耳が向くようになりました。年齢を重ねるというのは、こういうことなのでしょうか(笑)。
更年期といえば、ほてりや発汗、イライラ、眠れないなどの症状がよく知られていますが、実は手の指の痛みやこわばりにも、女性ホルモンの変化が関係している可能性があるそうです。
手の指と女性ホルモン。
一見、あまり関係がなさそうな組み合わせですよね。
そして、この手指の不調と女性ホルモンの関係について調べているうちに、注目したのが「エクオール」という成分。
実はこのエクオール、以前コラムでご紹介した私の腸内フローラ検査ともつながっていたんです。
今日はそのお話を深堀したいと思います!
手の指の痛みと女性ホルモン
手指の関節に痛みや腫れ、変形などが起こる病気に「へバーデン結節」や「ブシャール結節」があります。
へバーデン結節は指先に近い第一関節、ブシャール結節はその手前の第二関節に症状が現れるもので、どちらも中高年の女性に多くみられる手指の変形性関節症です。
原因はひとつではなく、加齢や遺伝的な要因、関節への負担などが関係していると考えられています。
さらに近年では、女性ホルモンのエストロゲンが減少することも、手指の関節症状に関係しているのではないかと研究されています。
更年期になると、エストロゲンの分泌は大きく変化します。
その影響は、ほてりや発汗といった症状だけでなく、関節の痛みなどにも及ぶ可能性があるというわけです。
ただし、指の痛みやこわばりには関節リウマチなど、ほかの病気が隠れている場合もあります。症状が続く場合は、年齢のせいと決めつけず、医療機関で相談することが大切です。
エクオールと大豆イソフラボン
さて、ここで登場するのが「エクオール」です。
大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」は、比較的よく知られている成分だと思います。
納豆や豆腐、豆乳など、私たちの食生活にもなじみがありますよね。
この大豆イソフラボンの一種である「ダイゼイン」が、腸内細菌の働きによって変化して作られるのがエクオールです。
エクオールには女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあり、更年期世代の女性の健康との関係が研究されています。
手指の関節の不調についても、エクオールの摂取による影響が研究されていますが、現時点では治療効果が確立しているわけではありません。
それでも、女性ホルモンと腸内細菌がこんな形でつながっていることには興味を引かれます。
エクオールを作れる人、作れない人
エクオールについて調べていて、私が特に興味深いと思ったのが、誰でも体内で作れるわけではないということです。
大塚製薬の公式サイトに掲載されている調査データによると、エクオールを作れる人は44%、作れていない人は56%。
さらに、2016年度時点では、作れていない人の割合が61%を超えていたという結果も紹介されています。
ただし、これらは調査時期や対象者などの条件によって変わる数字です。すべての日本人女性にそのまま当てはまるわけではありませんが、半数以上の人が作れていないとは、大豆製品を積極的に摂取していたとしたら、驚きの結果ではないでしょうか。
納豆や豆腐など、大豆製品は日本人にとって身近な食品ですが、食べていれば誰でもエクオールを作れるというわけではなく、それを変化させる腸内細菌の働きが必要ということです。
また、エクオールを作る能力があっても、食生活などによって実際の産生量は変わることがあります。
こうして考えると、普段は目に見えない腸内細菌が、私たちの体の中でいろいろな仕事をしていることがわかります。
腸内細菌、本当に奥が深いです。
そういえば、私の腸内フローラ検査にも……
以前のコラムで、私自身が受けた腸内フローラ検査「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」の結果を公開しました。
この検査では、腸内細菌の多様性や菌の種類、ビフィズス菌や酪酸産生菌など、さまざまな項目から自分の腸内環境を知ることができます。
そして、検査結果の中に「エクオール産生菌の有無」という項目もありました。
改めて結果を確認してみると、私の判定は「あり」。
私の腸内には、エクオールの産生に関わる菌が検出されていたんです。
ホッとした気分になりました(笑)。
ただし、ここで注意したいのが、エクオール産生菌が検出されたからといって、実際にエクオールが十分作られているとは限らないこと。
Mykinso Proは腸内細菌の状態を調べる検査であり、エクオールそのものの産生量を測定しているわけではありません。
それでも、自分の腸内にどのような菌がいるのかを知ることで、食生活や健康について考えるきっかけになります。
検査結果って、一度見て終わりではないんですね。
実際にエクオールを作れているか調べるには?
Mykinso Proでエクオール産生菌が検出された私ですが、実際にどのくらいエクオールを作れているのかは、まだわかりません。
そこで気になっているのが、尿でエクオールの産生状況を調べる「ソイチェック」という検査です。
ソイチェックは、尿中に排出されたエクオールを測定することで、体内でどの程度エクオールが作られているかを知る手がかりになる検査キットです。
(更年期障害や手指の病気を診断する検査ではありません。)
Mykinso Proが腸内細菌の状態を幅広く調べるのに対し、ソイチェックはエクオールの産生状況に焦点を当てています。
なお、検査結果は大豆製品の摂取状況などによっても変わるため、検査前の注意事項を守ることが大切です。
はる薬局では、このソイチェックも取り扱っています。
私自身も、エクオール産生菌が「あり」だったので、実際にどのくらい作れているのか、検査してみようと思っています。
さて、どんな結果になるのでしょうか。
結果が出たら、またコラムでご紹介したいと思います♪
エクオールを食品から摂取するという選択肢
エクオールは、腸内細菌の働きによって体内で作られるだけでなく、食品から直接摂取することもできます。
そのひとつが、大塚製薬の「エクエル」です。
エクエルは、大豆を乳酸菌で発酵させて作られたエクオールを含む食品で、1日の摂取目安量でエクオール10mgを摂取できます。
エクオールを体内で作る能力には個人差があるため、こうした食品も女性の健康を考えるうえでの選択肢のひとつになります。
ただし、エクエルは医薬品ではなく、更年期障害や手指の関節症を治療するものではありません。エクオールを作れないからといって、必ず摂取しなければならないということでもありません。
健康食品は、食事や生活習慣を基本に、ご自身の体調や必要性に合わせて考えていきたいですね。
はる薬局オンラインストアでもエクエルを取り扱っていますので、気になる方は商品情報をご覧くださいね。
自分の体を知るということ
昭和50年代生まれの私。
これまで当たり前だと思っていた体の働きも、年齢とともに少しずつ変化していく時期になりました。
今回、手指の不調と女性ホルモンの関係からエクオールについて調べ、さらに自分の腸内フローラ検査の結果を振り返ることになりました。
同じ年代の女性でも、腸内環境も、体調の変化も、人それぞれ。
自分の体の特徴を知っておくことは、これからの健康を考えるうえで、きっと役に立つと思います。
そして、健康のことを調べ始めると、次から次へと気になることが出てくるものですね。
はる薬局では、薬剤師や管理栄養士による健康相談も行っています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
これからも、日々の暮らしの中で気になったことや、健康に関するちょっとした発見を、このコラムでお伝えしていきたいと思います。
それでは、また次回!看護師よこちゃんでした♪