寒暖差疲労の対策|秋のだるさは「自律神経のSOS」かもしれません!

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薬剤師 アッキー

薬剤師アッキーです! 漢方薬のスペシャリスト!オーソモレキュラー療法にも精通し、食事・サプリメント・ライフスタイルなど、多方面からあなたの健康をサポートいたします。はる薬局グループのInstagramを担当しておりますので、DMからのお問い合わせもお待ちしています!



寒暖差疲労とは? ― 気温差だけで体はエネルギーを使っている

私たちの体は、寒いときは血管を縮めて熱を逃がさず、暑いときは汗をかいて熱を逃がし、体温を一定に保っています。この調整役が自律神経です。

この切り替えには、実は大量のエネルギーが必要です。
一般的に気温差が7℃以上になると、自律神経への負担が大きくなるといわれています。
10月後半は1日で10℃以上の差がつく日も多く、さらに暖房の効いた室内と外との行き来も加わって、気づかないうちにエネルギー切れを起こしてしまうのです。

寒暖差疲労の症状チェック

  • 寝ても疲れが取れない、体がだるい
  • 頭痛や肩こり・首こりがひどくなった
  • 手足が冷えるのに、顔はほてる
  • 食欲がない、胃腸の調子がいまひとつ
  • 寝つきが悪い、気分が落ち込みやすい
  • 風邪ではないのに鼻水やくしゃみが出る

当てはまるものが多いほど、寒暖差疲労をため込んでいるかもしれません。
ちなみに、温度差で鼻水が出る「寒暖差アレルギー」も、自律神経の乱れが関係していると考えられています。

漢方では「衛気(えき)」のゆらぎと考える

漢方では、体の表面をめぐって寒さや暑さから体を守る「見えないバリア」を「衛気(えき)」と呼びます。
寒暖差が続くと衛気はフル稼働になり、エネルギー(気)が不足した「気虚(ききょ)」に傾いて、疲れやすさや風邪のひきやすさにつながると考えられています。

衛気のもとは胃腸(脾胃)がつくる「気」で、それを全身に広げるのは「肺」の働き。
胃腸をいたわり、肺を潤すことが、寒暖差に負けない体づくりの土台になります。

栄養素の視点 ― エネルギーをつくる材料は足りている?

細胞の中では、ミトコンドリアが食べたものからエネルギーをつくっています。その働きを支えるのが次の栄養素です。

  • ビタミンB群:糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変える。豚肉、卵、納豆、玄米など
  • コエンザイムQ10:エネルギーづくりに関わる成分で、年齢とともに減っていく。いわし、さば、牛肉など
  • たんぱく質:熱を生み出す筋肉の材料。消化するときにも熱が生まれ、体がポカポカする
  • 鉄:酸素を運ぶ。女性は特に不足しがちなので、冷えやだるさが続く方は意識して

寒暖差疲労の対策 ― 今日からできる4つのこと

① 「3つの首」を冷やさない
首・手首・足首は太い血管が通り、冷えやすい場所。ストールやレッグウォーマー、脱ぎ着しやすい重ね着で温度差を調節しましょう。

② 38〜40℃のお風呂に10〜15分
ぬるめのお湯は、リラックスを担う副交感神経を働きやすくします。熱すぎるお湯は逆効果です。

③ たんぱく質と温かい汁物で朝ごはん
卵や納豆に味噌汁を合わせ、生姜やねぎをひとさじ。冷たい飲み物は常温〜温かいものに切り替えましょう。

④ 朝の光を浴びて、深呼吸
朝日で体内時計をリセット。日中は「4秒吸って8秒吐く」深呼吸で、自律神経のブレーキを踏む時間をつくりましょう。

それでも疲れが抜けないときは

不調が続くときは、栄養素の不足や体質が関係しているかもしれません。
漢方でも気を補う処方がありますが、体質によって合うものは異なります。
強い頭痛やめまい、動悸などがある場合は、医療機関を受診してください。

はる薬局では、公式LINEで薬剤師への健康相談を受け付けています。
「この不調、寒暖差のせい?」など、お気軽にご相談ください。

まとめ

寒暖差疲労は、体温調節で自律神経がエネルギーを使い果たした状態です。「温める・補う・整える」を意識して、元気に冬を迎えましょう。