~患者さんの疑問に答える減塩コラム 第2弾~

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管理栄養⼠ 舘⽥調(しーちゃん)

管理栄養⼠の舘⽥調(しらべ)です! 保育園での給食管理・献立作成を経て、現在はカフェ「Home Kitchen ちょいす」の企画・運営や子どもの食育料理教室なども行っています。 モットーは「制限よりも、選択を。」 我慢する健康ではなく、自分で選べる健康を。 はる薬局オンラインストアでは、日々の食事や腸内環境をサポートする商品を、管理栄養士の視点でご紹介しています。「おいしく続けられる健康」を実践できるよう、サポートしていきます!

前回は、「減塩調味料に変えるだけ」ではなく、
旨味・香り・酸味などを上手に使い、少ない調味料でもおいしく食べること
が減塩を続けるコツだとお伝えしました。

今回はその第二弾!

患者さんから実際にいただいた、減塩にまつわる3つの疑問にお答えします。

Q1.毎日飲むおみそ汁。減塩するにはどうしたらいい?

「おみそ汁が好きだから、毎日飲みたい」という方も多いと思います。

減塩というと、まず「味噌の量を減らそう」と考えますが、
ただ薄めるだけでは物足りなくなり、なかなか続きません。

おすすめしたいのは、味噌を減らす前に、味噌以外のおいしさを増やすことです。

例えば、昆布やかつお節、煮干し、干ししいたけなどでだしをしっかり取ること。

さらに、きのこ、玉ねぎ、根菜など、煮ることで旨味や甘味が出る食材を入れると、
味噌が少なくても満足感が出やすくなります。

しょうが、ねぎ、みょうが、七味、ごまなどを仕上げに加えるのもおすすめです。

もう一つのポイントは、「具だくさん・汁少なめ」にすること。

同じ一杯でも、汁の量を少なくして野菜や豆腐、きのこなどをたっぷり入れれば、
食べ応えを保ちながら、汁からとる塩分を減らすことができます。

「みそ汁を飲まない」ではなく、飲み方を少し変えてみることから始めてみましょう!

Q2.塩を使わずに、他の調味料でおいしくできますか?

できます

ただし、ここで一つ注意したいのが、
「塩を使っていない=減塩」とは限らないということです。

しょうゆ、めんつゆ、ポン酢、ドレッシングなどにも食塩は含まれています。

そのため、塩の代わりにしょうゆをたくさん使ってしまうと、
結果的に食塩量が増えてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、前回もご紹介した「塩味以外のおいしさ」を足す方法です

レモンや酢の酸味、しょうがや大葉などの香り、こしょうやカレー粉などのスパイス、
ごまやナッツの香ばしさ。

さらに、焼き目をつける、炒めて香りを出すといった調理方法も、立派な減塩の工夫です。

例えば、いつもの炒め物なら、

「しょうゆをもうひと回し」ではなく、

しょうがを足してみる。

黒こしょうを効かせてみる。

最後にレモンを絞ってみる。

こんな工夫から始めてみてください。

調味料を増やすのではなく、味の感じ方を豊かにすることが、おいしい減塩につながります。

 

Q3.熱中症対策では「塩分をとりましょう」と聞きます。減塩していて大丈夫?

夏になると、塩飴や塩分入りの飲料などをよく見かけるようになります。

そのため、
「減塩しているのに、夏は塩分をとったほうがいいの?」
と迷ってしまいますよね。

ここで大切なのは、普段の生活と、大量に汗をかいたときを分けて考えることです。

通常の食事を3食とっている方の場合、日常生活の中で熱中症予防のために
追加で塩分をとる必要は基本的にはありません。

暑いからといって、毎日塩飴を食べたり、塩分入りの飲み物を習慣的に
飲んだりする必要はないのです。

一方で、炎天下で長時間作業をしたり、スポーツをしたりして大量の汗をかいた場合には、
水分だけでなく失った塩分を一時的に補うことが必要になる場合があります。

つまり、

普段はこれまで通り減塩を意識する。

たくさん汗をかいたときは、その分を必要に応じて補う。

この考え方で大丈夫です。

「夏だから塩分を増やす」のではなく、汗をどのくらいかいたかで考えることがポイントです。

 

管理栄養士からのワンポイント

減塩には、「これさえやれば大丈夫」という一つの方法があるわけではありません。

おみそ汁の汁を少し減らす。

香味野菜を一つ増やす。

しょうゆをかける前に、まず一口食べてみる。

そんな小さな工夫も、毎日続けば立派な減塩です。

大切なのは、我慢して薄味にすることではなく、自分がおいしいと思える方法を増やしていくこと。

前回の「おいしく食べる減塩」からもう一歩進んで、ぜひ毎日の食事の中で、
自分に合った減塩の方法を見つけてみてくださいね!