2回目の野菜マルシェを終えて

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薬剤師 微熱

在宅業務担当しています。音楽と自然が大好きです。好きなことには熱中するタイプで、最近ピアノを始めました。健診でコレステロール高めと指摘されるお年頃ですが自転車で毎日駆け回っております。人生の最期を迎えるその時に、「いい人生だった」と言えるように過ごしたいと思っています。



【野菜マルシェ2回目を終えて】

 

627日、第2回野菜マルシェを開催しました。

 

実はこの日は関東にダブル台風が接近しており、開催するかどうか最後まで悩みました。

 

「今回は中止にした方がいいのでは」と考えた一方で、
事前に開催をお知らせしていたこと、そして前回は開始から1時間で完売し、
「あとから来たら買えなかった」という声があったことが心に残っていました。

 

薬局が開いているなら、待っていてくれる方がいるかもしれない。

そう思い、予定どおり開催することにしました。

 

当日は、野菜を並べている最中から「これから販売するんですか?」
「これは何という野菜ですか?」と声をかけてくださる方がいて、
開始前から興味を持っていただけたことがとても嬉しかったです。

 

今回は、マルシェに合わせて収穫できたじゃがいも、枝豆、とうもろこし、
チンゲン菜を単品で販売しました。一方で、トマト、きゅうり、ナス、ピーマン、
ズッキーニ、インゲンなどは収穫量が少なかったため、「夏野菜セット」として
少しずつ詰め合わせました。

 

どんな野菜が入っているか楽しみながら選んでくださる方もいて、
畑の恵みを無駄なく届けられたことも嬉しい出来事でした。

 

そして今回、私がいちばん印象に残ったのは、我が家の子どもたちの姿です。

 

前回以上に張り切って準備や接客をしてくれ、野菜のポップを手作りしたり、
じゃがいもの品種やおすすめの食べ方を自分の言葉で説明したり。
お客様とのやり取りを楽しみながら、それぞれが自然と役割を見つけていました。

 

特に印象に残った出来事がありました。

 

目の不自由な方が付き添いの方と一緒に来店され、
とうもろこしと枝豆を手に取ってくださった時のことです。

 

「枝豆はどうやって食べるのがおすすめですか?」と尋ねられると、
息子は「600Wの電子レンジで34分温めるとおいしいですよ」と堂々と答えていました。

 

息子は小さい頃、コミュニケーションがうまく取れず、お友だちとのトラブルが多い子でした。
そんな息子が、少し緊張しながらもお客様と自然に会話を楽しんでいる様子は、
私にはとても新鮮でした。

 

薬局という場所で、野菜を通して地域の方と会話が生まれ、
その輪の中に子どもたちも加わっている光景を見て、
「マルシェを続けてよかったな」と感じました。

 

今回も、お薬を受け取りに来られたついでに立ち寄ってくださる方が多く、
「薬局で地元の野菜が買えるなんて嬉しい」「食べてみたい」「これからも続けてほしい」
と温かい言葉をいただきました。

 

また、アンケートにもたくさんの方からご協力いただきました。

「ロゴがかわいいですね」と声をかけてくださったり、

「今度はお菓子も販売してほしい」

というアイデアを寄せてくださったりして、地域の皆さんが、
このマルシェを一緒に育てようとしてくださっていることを感じました。

 

始めた頃は、「本当に地域の方に受け入れてもらえるのだろうか」という不安もありました。

 

それでも今回、子どもたちがお客様と自然に会話を交わし、
地域の方が笑顔で野菜を手に取ってくださる光景を見て、
このマルシェは野菜を販売する場以上のものになり始めているのかもしれない、
と感じました。

 

薬局は、薬を受け取るだけの場所ではありません。

 

ふらっと立ち寄って会話が生まれ、誰かと誰かがつながる場所にもなれる。

 

野菜という小さなきっかけから芽吹いたこの取り組みを、
地域の皆さんと一緒に、これからも大切に育てていきたいと思います。