ミトコンドリアの火を灯す、8種類のチームワーク

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薬剤師 アッキー

薬剤師アッキーです! 漢方薬のスペシャリスト!オーソモレキュラー療法にも精通し、食事・サプリメント・ライフスタイルなど、多方面からあなたの健康をサポートいたします。はる薬局グループのInstagramを担当しておりますので、DMからのお問い合わせもお待ちしています!

私たちが元気に動くためのエネルギー(ATP)は、細胞の中にある「ミトコンドリア」という発電所で作られます。食事から摂った糖質・脂質・タンパク質という燃料を、この発電所で燃やしてエネルギーに変える際に、絶対に必要な「着火剤」となるのがビタミンB群です。

体の中では、いくつもの歯車が噛み合ってエネルギーを作っていますが、ビタミンB群が不足するとこの歯車が止まり、「代謝の渋滞」が起こります。

 

もし、ビタミンB群が不足するとどうなるでしょうか?

 

  • ビタミンB1不足: 糖質がエネルギーに変わらず、ゴミ(乳酸)として蓄積します。これが、ひどい疲れや肩こり、だるさの正体です。
  • ビタミンB6B12・葉酸不足: 血管を傷つける悪玉物質(ホモシステイン)が体内に溜まり、動脈硬化のリスクを高めてしまいます。
  • 神経への影響: 特にB6は、心の安定に関わる「セロトニン」や「ドーパミン」を作る材料そのものです。不足すると、イライラ、不安、不眠といったメンタル不調に直結します。

 

ビタミンB群は全部で8種類ありますが、これらは単独で動くのではなく、お互いに助け合ってバトンを繋ぐように働きます。例えるなら、89脚」のチーム競技です。

どれか1つだけを大量に摂っても、他のB群が足りなければバトンは止まり、エネルギーは作られません。また、水溶性で体内に貯めておけないため、一度にたくさん飲むよりも、「8種類すべてを十分な量、こまめに補給すること」が、代謝の渋滞を一気に解消し、心と体を軽やかに保つ唯一の手段なのです。