走り続けるということ

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薬剤師 微熱

在宅業務担当しています。音楽と自然が大好きです。好きなことには熱中するタイプで、最近ピアノを始めました。健診でコレステロール高めと指摘されるお年頃ですが自転車で毎日駆け回っております。人生の最期を迎えるその時に、「いい人生だった」と言えるように過ごしたいと思っています。

 

私はもともとマラソンが好きです。
短距離走は苦手でしたが、きつくて途中で諦めてしまう人も多い長距離走の方が、自分には合っていると感じていました。

20代の頃にはハーフマラソンに挑戦したこともあり、ホノルルマラソン出場を目標にジムに通っていた時期もありました。

しかし、結婚や出産を経て自分の時間を持つことが難しくなり、体力への自信も徐々になくなっていきました。
さらにコロナ禍で大会自体も縮小され、マラソンからは少し遠ざかっていました。

そんな中、長男が小学1年生になった年、地元・立川の昭和記念公園で大会が再開されることになりました。
親子で参加できる1マイルレースがあり、久しぶりに気軽な気持ちでエントリーしました。

子どもができたら一緒にマラソンをしたい、という思いがあったことも理由のひとつです。
息子は、人と同じペースで過ごすことが少し苦手なタイプですが、「やってみよう」と一緒にスタートラインに立ちました。

初年度は、スタートで張り切りすぎた息子が途中で立ち止まってしまい、ゴールするのがやっとでした。

ゴール後、息子は「もう二度とやりたくない」と言いました。
その言葉を聞いて、親の気持ちだけで無理をさせてしまったのではないかと、申し訳なさを感じたのを覚えています。

それでも翌年、再び大会に出場しました。
さらにその次の年も、親子で走ることを選びました。

4年目。
ついに息子は、1人で1マイルを走り切ることができました。
そして私は、ハーフマラソンに挑戦しました。

練習は十分とは言えず、走っている最中のほとんどは正直つらい時間です。
それでも、沿道からの声援や、同じゴールを目指して走る人たちの存在に、何度も励まされました。

タイムではなく、「走りきれた」という事実そのものが、私たちにとってかけがえのない経験になりました。

そして不思議なことに、終わった直後はあれだけつらかったはずなのに、「また走りたい」と思っている自分がいます。

続けることは、決して楽なことではありません。
途中で立ち止まることもあります。

それでも、自分のペースでいいから歩みを止めずに進み続けること。
そして時には周囲に支えられながら、ゴールを目指すこと。

その積み重ねが、いつの間にか大きな成長につながっているのだと、今回の経験から実感しました。

今年もまた、3月の大会に出場します。
走り続ける中で得られるものを信じて、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

※なお、大会後は1週間ほど筋肉痛により、職場の階段利用が著しく遅くなる可能性がございます。あらかじめご了承いただけますと幸いです。