
管理栄養⼠ しーちゃん
管理栄養⼠の舘⽥調(しらべ)です! Home Kitchen ちょいすでマネージャーをしています。 保育園での給⻝・献⽴作成や薬局での⻝事指導を経て、現在は腸活講座や⼦どもの⻝育料理教室を開催中!三鷹・⽴川の店舗を拠点に、「制限よりも選択を。」をモットーに、⼈⽣においしい選択ができる場をHome Kitchen ちょいすでつくっています。 皆さまにとって⻝が素敵なものになるよう努めます!
美と健康は「私だけの腸」から
私たちの腸の中には、100兆個以上の腸内細菌が住みついています。
その種類はなんと1,000種類以上も!
朝スッキリ起きられない、肌の調子がイマイチ、なんだか気分が落ち込みやすい…
そんな日が続くと、「年齢のせいかな?」と思ってしまいがちですが、
実はその原因、あなたの腸内環境かもしれません。
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫力・ホルモンバランス・代謝、そしてメンタルまで左右します。
でも、腸の中は自分の目では見えませんよね。
顕微鏡で見れば、まるで小さな町や森のように、さまざまな菌たちが共存しながら、日々私たちの体を支えてくれているのです。
腸内細菌の3つの顔
腸内細菌は、大きく分けると以下の3種類に分類されます。
- 善玉菌
乳酸菌やビフィズス菌などが代表格。腸内を弱酸性に保ち、病原菌の増殖を抑えます。ビタミン合成や免疫力アップにも関与します。 - 悪玉菌
ウェルシュ菌や大腸菌(有害型)など。増えすぎると有害物質を作り出し、便秘や下痢、肌荒れの原因に。 - 日和見菌
普段はおとなしいのですが、腸内環境が乱れると悪玉菌側につくこともあれば、善玉菌側を助けることもある“中立派”の菌。
理想のバランスは善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
乳酸菌=全部同じじゃない⁉
「腸に良い」と言えばまず思い浮かぶのが乳酸菌。
でも実は、乳酸菌とひとことで言っても種類は何百もあります。
ヨーグルトやサプリに含まれる乳酸菌もそれぞれ“得意分野”があり、
- お通じを改善する菌
- 美肌にアプローチする菌
- アレルギー反応を抑える菌
など、働きはさまざま。
大事なのは、今あなたの腸にその菌がいるのかどうか。
せっかく発酵食品やサプリを摂っても、もともと相性が悪ければ、あまり力を発揮できないこともあります。
一般的に言われる腸内環境を整える生活習慣
- 食物繊維を摂る(野菜、海藻、きのこ、雑穀など)
- 発酵食品を習慣に(ヨーグルト、納豆、味噌、キムチなど)
- タンパク質を適量に(過剰摂取は悪玉菌のエサになることも)
- ストレスを減らす(腸はストレスに敏感)
- 質の良い睡眠(腸内リズムを整える)
普段から気にしているけれどなかなかすっきりしない・・・なんて方は
一度腸内をみてみることをおすすめします。
腸内検査キットが教えてくれること
腸内検査キットを使えば、あなたの腸に住む菌の種類や割合を“見える化”できます。
- 善玉菌・悪玉菌のバランス
- 乳酸菌やビフィズス菌の種類と量
- 腸内の多様性(菌の種類の豊かさ)
これらが分かると、自分に合う食事やサプリを選びやすくなり、効率よく腸活を進められます。
たとえば…
「私には美肌菌が少ない」→ 発酵食品+食物繊維を意識
「便通サポート菌が不足」→ 水溶性食物繊維を多く摂取
こんなふうに、“私専用”の腸活プランが作れるんです。
ヨーグルトの選び方もわかってきます・・!
腸が整うと、毎日が変わる
腸内環境が良くなると、
-
朝スッキリ起きられる
-
肌に透明感が出る
-
気分が前向きになる
-
冷えやむくみが軽くなる
…と、うれしい変化が少しずつ積み重なります。
💡 まとめ
腸内細菌は、私たちの健康・美容・メンタルに深く関わる大切なパートナーです。
「何を食べるか」「どう生活するか」が、そのバランスを決めます。
腸活は“やみくも”にやるより、自分の腸を知ることから始めるのが近道。
腸内検査キットは、あなたの腸を鏡のように映してくれる頼もしいツールです。
まずは自分の腸の声を聞いて、“私だけの腸活”を始めてみませんか?